• 本

絶縁

出版社名 小学館
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-09-356745-9
4-09-356745-X
税込価格 2,200円
頁数・縦 413P 19cm

商品内容

要旨

アジア9都市9名が集った奇跡のアンソロジー。

出版社・メーカーコメント

奇跡のアンソロジー、日韓同時刊行!   突如若者に舞い降りた「無」ブーム。世界各地に「無街」が建設され――。(村田沙耶香「無」) 夫がさりげなく口にした同級生の名前、妻は何かを感じとった。(アルフィアン・サアット「妻」/藤井光・訳) ポジティブシティでは、人間の感情とともに建物が色を変える。(ハオ・ジンファン「ポジティブレンガ」/大久保洋子・訳) 先鋭化する民主化運動の傍らで生きる「あなた」たちの物語。(ウィワット・ルートウィワットウォンサー「燃える」/福冨渉・訳) 都市に走った亀裂、浸透する秘密警察、押し黙る人びと。(韓麗珠「秘密警察」/及川茜・訳) ブラック職場を去ることにした僕。頭を過るのは死んだ幼馴染の言葉だった。(ラシャムジャ「穴の中には雪蓮花が咲いている」/星泉・訳) 家族の「縁」から逃れることを望んできた母が、死を目前にして思うこと。(グエン・ゴック・トゥ「逃避」/野平宗弘・訳) 3人の少年には卓球の練習後に集う、秘密の場所がある。(連明偉「シェリスおばさんのアフタヌーンティー/及川茜・訳) 6人の放送作家に手を出した男への処罰は不当か否か。(チョン・セラン「絶縁」/吉川凪・訳)

著者紹介

村田 沙耶香 (ムラタ サヤカ)  
1979年生まれ。2003年、初め投稿した小説「授乳」で群像新人文学賞優秀作を受賞してデビュー。2009年『ギンイロノウタ』(新潮社)で野間文芸新人賞、2013年『しろいろの街の、その骨の体温の』(朝日新聞出版)で三島由紀夫賞を受賞。2016年に芥川龍之介賞を受賞した『コンビニ人間』(文藝春秋)は、30以上の言語で翻訳され、全世界の累計発行部数は100万部を突破した
藤井 光 (フジイ ヒカル)  
1980年大阪生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。東京大学文学部准教授
大久保 洋子 (オオクボ ヒロコ)  
1972年東京生まれ。北京師範大学文学院で中国近現代文学専攻。文学博士
福冨 渉 (フクトミ ショウ)  
1986年東京生まれ。タイ文学研究者、タイ語翻訳・通訳者。神田外語大学、青山学院大学非常勤講師
星 泉 (ホシ イズミ)  
1967年千葉県生まれ。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授。チベット語研究のかたわら、チベットの文学や映画の紹介活動を行っている。『チベット文学と映画制作の現在 SERNYA』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)