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プーチンの失敗と民主主義国の強さ 自由を守るウクライナの戦いを経済学から読む

PHP新書 1337

出版社名 PHP研究所
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-569-85292-8
4-569-85292-0
税込価格 1,078円
頁数・縦 247P 18cm

商品内容

要旨

一般に、自由と民主主義は戦争に弱く、独裁主義は強いと思われている。だが歴史を紐解けば、むしろ逆である。独裁体制の国は、民主主義国に敗北を重ねてきた。本書を貫くのは「自由と民主主義は、危機においても有効に機能する」という発想である。21世紀において自由と民主主義の強さを証明したのが、ロシアに対するウクライナの抵抗だった。ところがウクライナ人に対し、降伏や「妥協による平和」を勧める信じ難い人々がいる。命懸けの戦いを愚弄する知識人を正し、ロシアの惨憺たる経済力と軍事力、独裁者プーチンの失策を明らかにする。

目次

第1章 自由のための戦いに冷笑的な知識人たち
第2章 ロシア帝国のコンプレックスと自由のもたらした経済成果
第3章 ロシアの軍事力と経済力
第4章 なぜ民主主義を世界に広げることができないのか?
第5章 独裁者の目的は個人的利益か、誇大妄想のイデオロギーか
第6章 逡巡するフランス
第7章 民主主義国は弱くない
第8章 ロシアへの経済制裁とウクライナ経済の復興

出版社・メーカーコメント

「プーチンも悪いが、ウクライナも悪い。どっちもどっちだ」。国際法や倫理など歯牙にもかけない言論を、われわれが現代日本の知識人から聞くとは夢にも思わなかった。しかも、同じ風潮は欧米人の言論にも垣間見える。そう、民主主義はまだまだ世界に広まっていないのだ。21世紀において自由と民主主義の強さを証明したのが、ロシアに対するウクライナの抵抗だった。ところがウクライナ人に対し、降伏や「妥協による平和」を勧める信じ難い人々がいる。一般に、自由と民主主義は戦争に弱く、独裁主義は強いと思われている。しかし歴史を紐解けば、むしろ逆である。独裁体制の国は、民主主義国に対して経済でも軍事でも敗北を重ねてきた。ロシア経済は一見、天然ガスと石油の価格高騰で優位に映る。だが実際には、ロシアのGDPは「韓国並み」である。短期・中期・長期にわたる経済制裁の効果が発揮され、技術も資本も入らなくなる。さらに、豊富な天然資源はかえって経済低迷を招き、天然資源が豊かな国ほど貧困の深刻化や経済発展の遅れに悩まされる、という。すなわち「資源の呪い」である。本書を貫くのは「自由と民主主義は、危機においても有効に機能する」という考え方である。命懸けの戦いを愚弄する知識人を正し、ロシアの惨憺たる経済力と軍事力、独裁者プーチンの大失策を明らかにする。第1章 自由のための戦いに冷笑的な知識人たち第2章 ロシア帝国のコンプレックスと自由のもたらした経済成果第3章 ロシアの軍事力と経済力第4章 なぜ民主主義を世界に広げることができないのか?第5章 独裁者の目的は個人的利益か、誇大妄想のイデオロギーか第6章 逡巡するフランス第7章 民主主義国は弱くない第8章 ロシアへの経済制裁とウクライナ経済の復興

著者紹介

原田 泰 (ハラダ ユタカ)  
1950年生まれ。東京大学農学部卒業。学習院大学博士(経済学)。経済企画庁国民生活調査課長、海外調査課長、財務省財務総合政策研究所次長、大和総研専務理事チーフエコノミスト、早稲田大学政治経済学術院教授、日本銀行政策委員会審議委員などを経て、名古屋商科大学ビジネススクール教授。著書に『昭和恐慌の研究』(共著、東洋経済新報社、日経・経済図書文化賞受賞)、『日本国の原則』(日経ビジネス人文庫、石橋湛山賞受賞)など多数がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)