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{見る・知る・考える}明治日本の産業革命遺産 日本と世界をつなぐ世界遺産

出版社名 勉誠社
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-585-32023-4
4-585-32023-7
税込価格 2,640円
頁数・縦 230P 図版8枚 19cm

商品内容

要旨

2015年に世界遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」。8エリア23資産の歴史・概要を時系列で写真とともに解説する充実の一冊。現地を歩くためのガイドブックとしても最適。巻頭に現在の資産の姿を撮影したカラー写真を掲載。最適な執筆陣が各資産の歴史や見どころ、世界遺産としての価値、歴史教育や生涯学習の取り組みをやさしく解説。日本のモノづくりの原点、近代化を成し遂げたサムライ・スピリットを知ることが出来る。各資産の紹介ページには、地図(QRコードを掲載)、開館時間・休館日などをまとめた「基本情報」を掲載。巻末に日本と世界の産業遺産を比較してみることができる関連年表を完備。

目次

岩手県 橋野鉄鉱山・高炉跡―在来技術と西洋技術の融合のなかから生まれた近代鉄産業
静岡県 韮山反射炉―韮山代官が提言・建設した幕末の海防政策を紐解く
山口県 萩城下町―幕藩領主が工業化に向けて試行錯誤を重ねた社会的背景
山口県 萩反射炉―鉄製大砲を鋳造するため試作するも実用化には不成功
山口県 恵美須ヶ鼻造船所跡―在来技術に洋式技術を融合させて二隻の帆走軍艦を建造
山口県 大板山たたら製鉄遺跡―洋式軍艦建造の際に伝統的な製鉄技術で鉄材を供給
山口県 松下村塾―工学教育の必要を説いて人材育成の面で工業化に貢献
鹿児島県 旧集成館―自力で富国強兵・殖産興業を目指した大規模近代工場群
鹿児島県 寺山炭窯跡―集成館事業の燃料として必要な良質の木炭を大量に生産
鹿児島県 関吉の疎水溝―自然の地形を利用し集成館事業の水力動力の用水を供給〔ほか〕

著者紹介

岩下 哲典 (イワシタ テツノリ)  
1962年生まれ。東洋大学文学部史学科・大学院文学研究科史学専攻教授。専門は日本近世・近代史
藤村 泰夫 (フジムラ ヤスオ)  
1960年生まれ。山口県立西京高等学校教諭。専門は西洋史。地域から考える世界史の視点で新しい歴史教育の構築を考えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)