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古代豪族大神氏 ヤマト王権と三輪山祭祀

ちくま新書 1703

出版社名 筑摩書房
出版年月 2023年1月
ISBNコード 978-4-480-07535-2
4-480-07535-6
税込価格 1,034円
頁数・縦 286P 18cm

商品内容

要旨

大神(おおみわ)氏はヤマト王権の国家祭祀を担った氏族である。平城京や平安京などの都城が築かれる以前、五世紀後半から六世紀代は三輪山周辺が政治の舞台であった。そうした時代に、大神氏は三輪山の神に対する祭祀を職掌として台頭した。また大神氏の祖先は日本で最初の疫病を鎮めたと伝えられており、その伝承を語り継いで後世まで命脈を保ってきた。その信仰は現在の大神神社にまでつながっている。大神氏の最新研究によって、古代の王権や祭祀のあり方を明らかにする。

目次

第1章 大神氏はどのような道のりを歩んだのか
第2章 大神氏はどのように全国へ広がったのか
第3章 三輪山の神は地方でどのように祭られたのか
第4章 大神氏は対外交渉にどう関わったのか
第5章 大神氏の祖先オオタタネコとは何者か
第6章 三輪山の神はどのような性質を持っていたのか
第7章 大神氏は三輪山祭祀にどう関わったのか

出版社・メーカーコメント

ヤマト王権の国家祭祀を担った氏族、大神(おおみわ)氏。天皇家による大神氏への「委託型」の祭祀の実態と、古代の王権や人々の信仰のあり方を明らかにする。

著者紹介

鈴木 正信 (スズキ マサノブ)  
1977年、東京都に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)(早稲田大学)。香川大学総合情報センター特命助教、滋賀大学経済学部特任准教授、早稲田大学高等研究所任期付准教授などを経て、成城大学文芸学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)