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テキヤの掟 祭りを担った文化、組織、慣習

角川新書 K−410

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2023年1月
ISBNコード 978-4-04-082442-0
4-04-082442-3
税込価格 1,034円
頁数・縦 261P 18cm

商品内容

要旨

商売の原初の形態といえるテキヤの露店だが、消滅の危機にある。暴走する暴排条例によって、ヤクザとは違う、反社でない組織も排除されているのだ。そもそも薄利の品を祭りで売る、縁日を支える人たちはどのように商売をし、どう生活しているのか?業界の課題は何か?テキヤ経験を有す研究者がオーラルヒストリーを通じ、縁日の裏面史を浮き彫りにする!貴重なテキヤ社会と裏社会の隠語集も掲載。

目次

テキヤ稼業とはなにか
第1部 テキヤの世界(テキヤ稼業の実態―元世話人の回想
戦後縁日史―帳元の娘の回想
彼らはどこから来て、どこへ行くのか)
第2部 テキヤ社会と裏社会の隠語(テキヤ用語一覧
裏社会用語一覧)

出版社・メーカーコメント

縁日を支える独自文化・組織の実情と、暴走する暴排条例の実態を明かす!フーテンの寅さんは無頼だがヤクザではない。わた菓子にソース煎餅、ヨーヨー釣りなど、縁日を支える露店を経営するテキヤ。ヤクザと無関係の組織も多いが混同されることは多い、独自のギルドの謎を解明していく。

著者紹介

廣末 登 (ヒロスエ ノボル)  
1970年、福岡市生まれ。社会学者、博士(学術)。専門は犯罪社会学。龍谷大学犯罪学研究センター嘱託研究員、久留米大学非常勤講師(社会病理学)、法務省・保護司。2001年北九州市立大学法学部卒業、08年同大学大学院社会システム研究科地域社会システム専攻博士後期課程修了。国会議員政策担当秘書、熊本大学イノベーション推進機構助教、福岡県更生保護就労支援事業所長等を経て、現職。裏社会のリアルを、ジャーナリストとは異なる科学的調査法に基づいた取材を重ね、一次情報をもとに解説する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)