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朝鮮の膳/朝鮮陶磁名考

ちくま学芸文庫 ア47−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2023年1月
ISBNコード 978-4-480-51165-2
4-480-51165-2
税込価格 1,430円
頁数・縦 319P 図版16P 15cm

商品内容

要旨

浅川巧は日本に朝鮮半島の工芸のすばらしさを伝えた先駆者として知られる。ものだけではなく、ものを生み出した民族全体を愛する姿に、民藝の父・柳宗悦は打たれ、生涯の友となった。そして浅川と柳は当時誰からも評価されていなかった李朝工芸に美を見出し、ソウルの景福宮内に「朝鮮民族美術館」を設立する。本書収録の『朝鮮の膳』は膳の歴史や産地、形態、用途、材料、製作法などを紹介したもの。『朝鮮陶磁名考』は器物の本来の名称とその用途などを記録したもの。いずれも90年以上前の著作だが、朝鮮工芸に関する比類なき名著として、日本でも韓国でも読み継がれている。

目次

朝鮮の膳(挿絵解説)
朝鮮陶磁名考(緒言
器物の名称
陶磁器に関係ある名称
結語)

出版社・メーカーコメント

朝鮮工芸に関する比類なき名著として名高い2冊を合本し、初文庫化。読めば朝鮮半島の人々の豊かな暮らしぶりが浮かび上がってくる。 ===浅川巧は日本に朝鮮半島の工芸のすばらしさを伝えた先駆者として知られる。ものだけではなく、ものを生み出した民族全体を愛する姿に、民藝の父・柳宗悦は打たれ、生涯の友となった。そして浅川と柳は当時誰からも評価されていなかった李朝工芸に美を見出し、ソウルの景福宮内に「朝鮮民族美術館」を設立する。本書収録の『朝鮮の膳』は膳の歴史や産地、形態、用途、材料、製作法などを紹介したもの。『朝鮮陶磁名考』は器物の本来の名称とその用途などを記録したもの。いずれも90年以上前の著作だが、朝鮮工芸に関する比類なき名著として、日本でも韓国でも読み継がれている。 解説 杉山享司=== 李朝工芸の聖典朝鮮を愛し朝鮮から愛された著者による、不朽の名著===

著者紹介

浅川 巧 (アサカワ タクミ)  
1891‐1931年。日本に朝鮮半島の工芸品のすばらしさを伝えた先駆者。朝鮮総督府農商工部山林課林業試験場に勤め、朝鮮半島の植林事業に従事しながら、柳宗悦とともに李朝工芸の名品を蒐集し、現ソウルの景福宮内に朝鮮民族美術館を設立した。『朝鮮の膳』と、『朝鮮陶磁名考』は、忘れ去られようとしていたそれぞれの工芸品の正しい使われ方、正しい名称を後世に伝えるために書かれた。彼の地を愛し、朝鮮人からも愛された巧の墓は、今もマンウリにあって現地の人々により守られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)