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AIプロジェクトマネージャのための機械学習工学

設計技術シリーズ

出版社名 科学情報出版
出版年月 2023年1月
ISBNコード 978-4-910558-16-5
4-910558-16-0
税込価格 3,300円
頁数・縦 262P 21cm

商品内容

目次

第1章 AIシステムの開発概論
第2章 AIシステムの要求工学
第3章 機械学習システムのアーキテクチャと設計
第4章 AIプロジェクトのマネジメント
第5章 AIプロジェクトにおけるステークホルダとの協働
第6章 機械学習工学の展望

出版社・メーカーコメント

【まえがき】※一部抜粋 いまや、機械学習は、あらゆるシステムに組み込まれてきている。著者らは2018年頃から機械学習工学研究会の活動や科学技術振興機構(JST)のプロジェクトを通して、ソフトウェア技術者と対話し、機械学習のソフトウェア開発現場への普及とその活用の難しさを感じてきた。 また、この4年で、機械学習をシステムに組み込む際の課題の整理やベストプラクティスの共有がかなり進んできた。本書は、それらを整理し、AIシステムの開発プロジェクトのマネージャが知っておくべきポイントを解説している。 機械学習を活用したAIシステムであっても、機械学習による推論機能は、全体システムの一部として呼び出されるいち機能である。そのため、AIシステムの開発プロジェクトでは、要求を獲得し、それを設計し、実装する従来型の演繹的な開発法と、機械学習プログラムにより、データから推論機能を構築する帰納的な開発法を混在させることになる。 本書では、AIシステムの開発プロジェクトのマネジメントの観点と、上流工程である要求と設計を中心に解説を行っている。特に上流工程でAIシステム開発特有のリスクを洗い出すことが、AI 開発プロジェクトの成功の鍵となる。一方、AI システムの実装技術やテスト技術については、簡単に触れるだけにとどめている。 本書が、AIシステムの開発プロジェクトの成功の助けとなり、AIシステムの普及と発展に少しでも寄与できれば幸いである。

著者紹介

吉岡 信和 (ヨシオカ ノブカズ)  
早稲田大学理工学術院総合研究所・上級研究員/研究院教授。1998年、北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士後期課程修了。博士(情報科学)。同年(株)東芝入社。2002‐2021年国立情報学研究所、2007‐2021年、総合研究大学院大学、2021年より現職。IEEE CS Japan/Tokyo Joint Chapter役員
鷲崎 弘宜 (ワシザキ ヒロノリ)  
早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所長・教授。国立情報学研究所客員教授。(株)システム情報取締役(監査等委員)。(株)エクスモーション社外取締役。IEEE‐CS Vice President for PEAB。情報処理学会ソフトウェア工学研究会主査。2003年、早稲田大学大学院理工学研究科情報科学専攻博士後期課程修了、博士(情報科学)。2004‐2008年、国立情報学研究所、2008年より早稲田大学理工学術院准教授、2016年から現職
内平 直志 (ウチヒラ ナオシ)  
北陸先端科学技術大学院大学・教授/知識科学系長/トランスフォーマティブ知識経営研究領域長。1982年、東京工業大学理学部情報科学科卒業。同年、東京芝浦電気株式会社(現株式会社東芝)に入社。同社研究開発センター等で、人工知能、ソフトウェア工学、サービス工学の研究・開発に従事。研究開発センター次長、技監などを歴任し、2013年より現職。博士(工学)、博士(知識科学)
竹内 広宜 (タケウチ ヒロノリ)  
武蔵大学経済学部経営学科・教授。2000年、東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻修士課程修了。2000年より日本アイ・ビー・エム株式会社東京基礎研究所に勤務。コールセンターにおける会話データの分析技術、仕様書のテキスト分析技術などの研究開発に従事。2013年より金融機関を中心として、機械学習を活用するシステムを開発するプロジェクトに数多く参画。2018年より現職。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)