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画像が語る診えない真実 読影医の診断ノートから

出版社名 時事通信出版局
出版年月 2023年1月
ISBNコード 978-4-7887-1865-4
4-7887-1865-0
税込価格 1,760円
頁数・縦 189P 19cm

商品内容

要旨

溺死が先か病死が先か?CT、MRI、PETの画像から、目の前にいない患者の真実、事件の真相を見つけ出す、緊迫の医療ノンフィクション!

目次

画像は語れど医療は動かず
出血が先か転倒が先か
湯船に浮いた死体
刺さったのか自分で刺したのか
つくられた後遺症
消えた乳がん
AYA世代の白血病
見つかりっこない乳がん検診
汚部屋が呼んだがん疑惑
PETに惚れ込んで医療施設をつくった患者〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

 放射線診断医がCTやMRIなどの画像を読み解く「読影」をテーマにしたノンフィクション短編集です。 診療科の専門化が進む中、放射線診断医は主治医とは別の広い視野で全身を診る重要な役割を担っています。米国では「ドクターズドクター」と呼ばれ、地位も報酬も高い。しかし日本では、患者と接する機会が少ないためか、一般への認知度は低くとどまっています。 「主治医が判断できない画像から答えを導き出す」「主治医の見立てに対して幅広い知識と読影の技術で間違いを指摘する」。人の生死に直結する判断だけに、責任は重いがやりがいのある仕事です。また、画像となった患者の背景には、病気や怪我に至る人間ドラマがあります。放射線診断医が画像やデータを駆使して、目の前にいない患者の真実を推理していく過程は大変興味深いものです。 それぞれのストーリーの冒頭にCTやMRIなどの画像を掲載し、画像の解説から背景となる患者を取り巻く人間模様へと展開していきます。

著者紹介

佐藤 俊彦 (サトウ トシヒコ)  
1960年福島県出身。1985年福島県立医科大学卒業、同大学放射線科入局。日本医科大学付属第一病院、獨協医科大学病院、鷲谷病院での勤務を経て、1997年に宇都宮セントラルクリニックを開院。最新の医療機器やAIをいち早く取り入れ、「画像診断」によるがんの超早期発見に注力。2003年には、栃木県内で初めてPET装置を導入すると同時に、県内初の会員制のメディカルクラブを立ち上げた。2023年春には東京世田谷でも同様の画像診断センターをオープンし、メディカルクラブの会員の顧問医として度総合的健康管理を進める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)