中絶と避妊の政治学 戦後日本のリプロダクション政策
新版
出版社名 | 岩波書店 |
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出版年月 | 2023年2月 |
ISBNコード |
978-4-00-061583-9
(4-00-061583-1) |
税込価格 | 4,180円 |
頁数・縦 | 324,4P 21cm |
シリーズ名 | 中絶と避妊の政治学 |
商品内容
要旨 |
中絶合法化=1948年、ピル解禁=1999年。なぜ日本では避妊よりも「まず中絶」だったのか?急激な人口増に直面した戦後日本において、中絶手術を担う産婦人科医ら医師団体と政治家の利害の一致から誕生した「進歩的な中絶政策」はまた、現在に続く「保守的な避妊政策」をもたらした。宗教団体や女性運動との攻防、出生率低下への懸念など、利益集団と行政・政治の駆け引きから、世界的にも特異なリプロダクション政策が生み出された政治過程を描き出す。経口中絶薬をめぐる現在の状況を加えた新版。 |
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目次 |
第1章 序論 |
出版社・メーカーコメント
中絶合法化=1948年、ピル解禁=1999年。なぜ日本では避妊よりも「まず中絶」だったのか?世界的にも特異な政策が生み出された政治的な構造とは。戦後日本が直面した人口増をめぐる産科医ら医師団体と宗教団体の攻防、女性運動など利益集団と国家アクターの駆け引きから、現在に続く生殖についての制度を設計する政治過程を描きだす。