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嫌われ者リーダーの栄光

日経ビジネス人文庫 か21−1

出版社名 日経BP日本経済新聞出版
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-296-11705-5
4-296-11705-X
税込価格 1,320円
頁数・縦 427P 15cm

商品内容

要旨

リーダーの要件は「決断」にある。リーダーは時に、目先の利害に反することでも決断せねばならない場面に出くわす。その結果、ひどい嫌われ者にはなるが、後に歴史がその正しさを証明する。ド・ゴール、オスマン、リシュリュー、蒋経国、徳川慶喜という5人の物語を通じ、リーダーシップの本質に迫る。

目次

第1章 フランスを戦勝国に導いた大統領―シャルル・ド・ゴール(ナチス・ドイツとの徹底抗戦を呼びかける「ひとり政府」
最初から「大元帥」と渾名された傲岸な若者 ほか)
第2章 “花の都パリ”を生み出したスーパー官僚―ジョルジュ=ウージェーヌ・オスマン(スーパー能吏オスマンの「決断の瞬間」
生まれる前からの宿縁、オスマンとナポレオン三世 ほか)
第3章 フランスを統一国家として強国に育てた宰相―リシュリュー(『三銃士』によって悪役イメージが定まったリシュリュー
国家統一、大国フランスへの道を開いた名宰相リシュリュー ほか)
第4章 「台湾人」のための「台湾」を築いた中華民国総統―〓経国(なぜ台湾人は親日家なのか?謎を解く「二・二八事件」
「特務の黒幕」〓経国は、いかにつくられたのか ほか)
第5章 朝廷を尊重し、内戦を回避した最後の将軍―徳川慶喜(行動と決断に一貫性のない慶喜
烈公・斉昭の期待を背負い、スパルタ教育を受けた慶喜 ほか)

著者紹介

鹿島 茂 (カシマ シゲル)  
フランス文学者。元明治大学教授。専門は19世紀フランス文学。1949年、横浜市生まれ。1978年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位習得満期退学。『職業別パリ風俗』(白水社)で読売文学賞評論・伝記賞を受賞するなど数多くの受賞歴がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)