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フッサールの遺稿 ナチから現象学を守った神父

出版社名 左右社
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-86528-358-7
4-86528-358-7
税込価格 3,850円
頁数・縦 315,18P 20cm

商品内容

要旨

フッサール以後の現象学研究はここからはじまった。ナチ台頭によって、フッサールの自筆原稿が葬り去られようとしていた。危機を察知した神父ファン・ブレダは、遺稿を国外に持ち出そうと計画する。フッサールの妻や弟子たち、ハイデガー、サルトル、メルロ=ポンティ、レヴィナスらとの関係も垣間見える哲学ノンフィクション。

目次

第1部 ベルリン行きの三つのスーツケース
第2部 戦争の時代
第3部 あるフランシスコ会修道士の執念

著者紹介

ホルステン,トーン (ホルステン,トーン)   Horsten,Toon
1969年生まれ。ベルギーのフリージャーナリスト。新聞、雑誌に寄稿するほか、ベルギーの放浪者コロニーに関する書籍(“Landlopers(放浪者)”)や、『タンタンの冒険』の原作者エルジェの芸術的遺産についての書籍(“Kinderen van Kuifje(タンタンの子どもたち)”)を執筆。自身の親類であるヘルマン・レオ・ファン・ブレダの生涯について何年にもわたり研究を重ね、2018年に“De pater en de filosoof(神父と哲学者)”(邦題『フッサールの遺稿』)を発表。“De pater en de filosoof”は、ベルギーおよびオランダでベストセラーとなり、Spiritual Book Awardを受賞している。ドイツ語訳が2021年に出版されると、ドイツ語圏の主要メディアがこぞって取り上げ、公共放送局ZDF(第2ドイツテレビ)と週刊新聞『ツァイト』紙のノンフィクション書籍部門のトップ10にランクされた
赤坂 桃子 (アカサカ モモコ)  
翻訳家。上智大学文学部ドイツ文学科および慶應義塾大学文学部卒。ノンフィクション、人文・思想、文芸など、さまざまなジャンルの翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)