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「2030年日本」のストーリー 武器としての社会科学・歴史・イベント

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-492-50341-6
4-492-50341-2
税込価格 2,200円
頁数・縦 226,5P 19cm

商品内容

要旨

ジャンルを横断する野心的論考。マーケットデザイン思考を「利他」的に援用できるか。メディアの公共性を担保するのは誰か。1964年と2021年の東京オリンピックとパラリンピック、1970年と2025年の大阪万博をめぐる歴史をどう読み解くか。都市空間と欲望をいかに「演出」していくのか。

目次

第1部 武器としての社会科学が斬る2030年(新しい経済圏の出現は可能か―市場・利他・社会規範
2030年のメディアの公共性―多様性から共通性へ)
第2部 「ストーリー」としての戦後史―「1964」から「2021」へ(パラリンピックの歴史と文脈―その起源と、戦後日本における受容
政治史から振り返る戦後―1960年代と2020年代)
第3部 「欲望」が回す2030年の「パノラマ」(退場する都市空間と「国土の身体化」
パノラマの21世紀へ―メディアイベントへの「カウントダウン」)

著者紹介

牧原 出 (マキハラ イズル)  
東京大学先端科学技術研究センター教授。1967年愛知県生まれ。東京大学法学部卒業、同年助手。東北大学法学部助教授、同大学大学院法学研究科教授を経て現職。2011年博士(学術)。専門は行政学・政治学・政治史
安田 洋[U6]{FA4F} (ヤスダ ヨウスケ)  
大阪大学大学院経済学研究科教授。1980年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。最優秀卒業論文に与えられる大内兵衛賞を受賞し経済学部卒業生総代となる。米国プリンストン大学へ留学して2007年にPh.D.(経済学)を取得。政策研究大学院大学助教授、大阪大学准教授、リスボン大学客員研究員などを経て、2022年7月より現職。専門はマーケットデザイン、ゲーム理論。American Economic Reviewをはじめ、国際的な経済学術誌に論文を多数発表
西田 亮介 (ニシダ リョウスケ)  
東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。1983年京都府生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。同大学院政策・メディア研究科修士課程修了。同政策・メディア研究科後期博士課程単位取得退学。2014年に慶應義塾大学にて、博士(政策・メディア)取得。同大学大学院政策・メディア研究科助教、中小機構経営支援情報センターリサーチャー、東洋大学、学習院大学、デジタルハリウッド大学大学院非常勤講師、立命館大学大学院特別招聘准教授等を経て、現職
稲泉 連 (イナイズミ レン)  
ノンフィクション作家。1979年東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。『ぼくもいくさに征くのだけれど―竹内浩三の詩と死』(中公文庫)で第36回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞
村井 良太 (ムライ リョウタ)  
駒澤大学法学部教授。1972年香川県生まれ。神戸大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(政治学)
饗庭 伸 (アイバ シン)  
東京都立大学都市環境学部教授。1971年兵庫県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業、同大学大学院修了。博士(工学)。東京都立大学助手、同大学都市環境学部准教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)