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メディアと社会の連環 ルーマンの経験的システム論から

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-13-050206-1
4-13-050206-9
税込価格 3,850円
頁数・縦 417,19P 20cm

商品内容

要旨

ルーマンの思考が切り開く新たな社会学の地平。とかく難解・きわめて抽象的、とされてきたニクラス・ルーマンの理論を誰でも使える・わかるものとして展開し、現代の複雑な社会の深奥へ光を投げる。ルーマン理解を根底的に組み換え、現代社会学の隘路を突破する画期的な試み。

目次

序論 経験的システム論への転回 社会学における理論の地平とマスメディア
1 メディアと社会(サブカルチャー/社会学の非対称性と批評のゆくえ「世界を開く魔法」社会学編
制度と技術と民主主義 ネット社会の政治システム
世論と世論調査の社会学「前面化」と「潜在化」の現在と未来 ほか)
2 システムの公理系(自己産出系の公理論 システム論のsyntaxとsemantics
自己産出系のセマンティクス あるいは沈黙論の新たな試み
回帰的なネットワーク 社会の自己産出系の解説1 ほか)
3 システムとネットワーク(ネットワークの境界性「第三世代」システム論からの考察
オートポイエティック・システム論から組織を見る「二次の観察」としての理論の射程
M・ウェーバーの「失われた一〇年」『マックス・ウェーバー全集』(MWG)が開く新たな世界)

著者紹介

佐藤 俊樹 (サトウ トシキ)  
1963年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程退学。博士(社会学)。東京大学大学院総合文化研究科教授。比較社会学、日本社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)