• 本

君が、僕に教えてくれたこと

ことのは文庫

出版社名 マイクロマガジン社
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-86716-401-3
4-86716-401-1
税込価格 792円
頁数・縦 287P 15cm

NetGalley 会員レビュー

書店関係者

おすすめ度おすすめ度★5

とても読みやすく、すぐお話の世界に入り込めました。別々に歩んでいたと思われる登場人物やそれぞれ抱えた悩みが、最後は解けた1本の糸のようにつながってスッキリ纏まっていたと思います。読んでいて涙が止まりませんでした。『涙をためすぎちゃうと、上手く笑えなくなっちゃうからね』……とても素敵な言葉です。

レビュアー

おすすめ度おすすめ度★5

個人的には作品全編を優しく包み込む登場人物たちの濃やかな愛情に涙すること多々。それでいて、ふとした瞬間に微笑みを誘う描写も多く心を和ませてくれます。読みやすい文章でありながら読者の心に深く響く独特な魅力は、水瀬さら先生ならではのものだと思います!

書店関係者

おすすめ度おすすめ度★5

大切な人を亡くした悲しみを抱えながらも明日へ進んで行こうとする、切なくてあたたかいストーリー。悲しみと向き合うことで俯いてしまったり、イライラしてしまったり、それを周りの人にぶつけてしまったり。それでもとことん優しくて、自分は泣くのを我慢している。そんな人間らしい天ちゃんが愛しくてたまりませんでした。大好きなお姉ちゃんのことが心配でたまらない、優しい幽霊の陽菜ちゃんのことも愛しいです。そしてストーリーが進むにつれていろんな線が繋がっていく度に、登場人物達の優しさに触れまくって心がぶわっとあたたかくなりました。素晴らしい作品をありがとうございました! 大好きです!

上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ)

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商品内容

要旨

幽霊が見える天は、見た目は怖いけど頼まれると断れない性格のせいで、今まで何人もの幽霊を助けていた。そんな自分に嫌気がさしていたある日、コンビニの前に立ちつくすセーラー服の幽霊・陽菜と出会ってしまう。「お願い。あたしのお姉ちゃんを守ってほしいの」頼みごとばかりしてくる幽霊には、もううんざりしていた天だったが、その陽菜の願いがきっかけとなり、ふたりの抱えていた切なくも愛おしい、それぞれの伝えたい想いが交錯しはじめる―。セーラー服姿の幽霊との出会いが天の止まっていた時間を再び動かしていく―。

出版社・メーカーコメント

霊視できる男子高校生に助けを求めたのは、コンビニで働く実姉を見守るセーラー服姿の霊だった。今読むべき切なくて温かい青春物語。

著者紹介

水瀬 さら (ミナセ サラ)  
神奈川県出身。『あの日、陽だまりの縁側で、母は笑ってさよならと言った』(アルファポリス文庫)で作家デビュー。『涙の向こう、君と見る桜色』でピュアラブ小説大賞“大賞”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)