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薬害とはなにか 新しい薬害の社会学

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2023年4月
ISBNコード 978-4-623-09529-2
4-623-09529-0
税込価格 3,300円
頁数・縦 282P 21cm

商品内容

要旨

薬害とは、医薬品による単なる健康被害を越えて、生活や人生を壊される経験、誰にでも起こりうる理不尽としか言いようのない社会的経験である。本書は、薬害をめぐる加害と被害の経験およびそれによって社会でなされたこと/なされなかったことを体系的に明らかにする。

目次

第1部 基礎篇(薬害の定義と薬害概念
薬害問題の構築プロセス
薬害被害と再発防止策
医療の不確実性と薬害)
第2部 各論篇(サリドマイド薬害―被害は障害者に対する排除と差別から始まっている
薬害スモン―「病んでいる社会」の発見
薬害エイズ(1)―未知の病いの当事者となること
薬害エイズ(2)―薬害と医師の経験
薬害肝炎―感染と被害とは必ずしも同義ではない)
第3部 応用篇(薬害根絶への思いと薬害教育
薬害エイズ事件のメディア表象の分析
制度化からみる薬害と食品公害)

著者紹介

本郷 正武 (ホンゴウ マサタケ)  
1973年栃木県生まれ。現在、桃山学院大学社会学部准教授
佐藤 哲彦 (サトウ アキヒコ)  
1966年東京都生まれ。現在、関西学院大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)