• 本

田坂広志人類の未来を語る 未来を予見する「12の洞察」

出版社名 光文社
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-334-95369-0
4-334-95369-7
税込価格 1,980円
頁数・縦 413P 19cm

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要旨

高度に複雑・混迷化する一方の現代世界は、パンデミックを経てますます予測困難となっている。そんな中「欧州最高の知性」と呼ばれるジャック・アタリ氏の未来予測などが注目されたが、そのアタリ氏が称賛を贈る日本人思想家がいる。田坂広志氏だ。弁証法を基に未来を予見するその手法と洞察とはいかなるものか。本書は、ベストセラーを含む100冊超の著書を持つ多摩大学大学院 田坂広志名誉教授が、18世紀ドイツの哲学者ゲオルク・ヘーゲルの説いた「弁証法」をツールに、人類が向かう未来を大局的に「予見」。「『螺旋的プロセス』による発展」といった諸法則や、パンデミック、AI、遺伝子工学、資本主義などをテーマに、未来社会を深考している。「高度な複雑系」として「生命的システム」の特徴を持ち、あたかも「意志」があるかのように動く現代社会を良い方向に動かすには「合理的利他主義」が重要になるのだという。著者は1951年生まれ。日本総合研究所の設立に参画、取締役等を歴任し、2000年多摩大学大学院の教授に就任する(現在、同大学院名誉教授)。同年シンクタンク・ソフィアバンクを設立し、代表を務める。2008年世界経済フォーラム(ダボス会議)のGlobal Agenda Councilのメンバーに就任。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2023年5月26日]

商品内容

要旨

弁証法と複雑系の思想によって、パンデミック、AI、遺伝子工学、資本主義、民主主義、宗教、科学、アート、そして「不死」の未来を、縦横に語る!

目次

第1部 未来を予見する「十二の洞察」(未来を予見する方法は、何か―弁証法による「大局観」
パラダイム技術は、人類の未来をどう変えるのか―SF小説による「想像力」
「高度な複雑系社会」に、どう処するか―「意志」を持った社会システム
このパンデミック後の世界は、どこに向かうのか―人類の「利他主義テスト」
「人工知能革命」は、何をもたらすのか―「ベーシック・インカム」という幻想 ほか)
第2部 未来を予見する「五つの法則」(未来を予見する鍵は「弁証法的思考」にある―弁証法の「五つの法則」
世界は、あたかも螺旋階段を登るように、発展する―第一の法則「螺旋的プロセス」による発展の法則
現在の「動き」は必ず、将来、「反転」する―第二の法則「否定の否定」による発展の法則
「量」が、一定の水準を超えると「質」が、劇的に変化する―第三の法則「量から質への転化」による発展の法則
対立し、競っているもの同士は互いに、似てくる―第四の法則「対立物の相互浸透」による発展の法則 ほか)
第3部 人類が直面する「五つの危機」