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「近世」としての「東アジア近代」 地域のいまを問い直す

講座 わたしたちの歴史総合 3

出版社名 かもがわ出版
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-7803-1263-8
4-7803-1263-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 207P 19cm

商品内容

要旨

古代・中世史を踏まえつつ、「近世」におけるグローバルな経済変動と交流などを通じてできあがった「伝統社会」の姿を描くとともに、近世との連続性と断絶を意識しながら、東アジアの近現代史の特徴を概観し、その現在地点を論じることによって、現代の課題にどう立ち向かっていくかを提示していく。

目次

第1章 東アジアの「基層社会」と古代・中世
第2章 近世前期の東アジアと一六世紀のグローバル化
第3章 東アジアにおける小農社会の確立と「勤勉革命」
第4章 東アジアの「朱子学化」「近世化」「中国化」
第5章 東アジアの近代:ナショナリズムと開発
第6章 東アジアの現在地点:「圧縮された近代」の帰結
終章 過去と未来の対話

出版社・メーカーコメント

世界史と日本史を一体で捉え「考える歴史」への転換とされる歴史総合に対応。東アジアの実体化から近世化と近代化の複雑な意味を掴む。

著者紹介

桃木 至朗 (モモキ シロウ)  
日越大学(ベトナム)教員、大阪大学名誉教授。専門はベトナム史、海域アジア史、教養教育と歴史教育ほか。博士(文学)取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)