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月と散文

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-04-897131-7
4-04-897131-X
税込価格 1,760円
頁数・縦 356P 20cm
シリーズ名 月と散文

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 月と散文

    又吉さんの書くものは実に味わい深い、と今更ながら読みふけってしまう。
    10年ぶりのエッセイ集。心が静かになる。気持ちがやさしくなる。感覚が澄んでくる。人にやさしくなれる。日常がいとおしくなる。言葉をたいせつにしたくなる。そんなそんな万能薬のようである。
    プロフィールは芸人である。すぐれた物書きの芸術であると思う。
    帯にある未収録原稿が読めるアプリも気になるところ。

    (2023年4月12日)

商品内容

要旨

センチメンタルが生み出す爆発力、ナイーブがもたらす激情。又吉直樹、10年ぶりのエッセイ集。

目次

満月(いろいろ失くなってしまった日常だけど
鼻で息をしはじめたのは六歳の頃だった
生きてみよう。
物件情報を眺めていた若い二人
どこでも眠れる ほか)
二日月(始まりの灯り
洗った手で汚れた蛇口を閉める
覗き穴から見る配達員
喫茶店からの重要な伝言
しりとり ほか)

出版社・メーカーコメント

センチメンタルが生み出す攻撃力、ナイーブがもたらす激情。いろいろ失くなってしまった日常だけれど、窓の外の夜空に月は出ていて、書きかけの散文だけは確かにあった―― 16万部超のベストセラー『東京百景』から10年。又吉直樹の新作エッセイ集が待望の発売!

著者紹介

又吉 直樹 (マタヨシ ナオキ)  
1980年大阪府寝屋川市生まれ。芸人。99年に上京し吉本興業の養成所に入り、2000年デビュー。03年に綾部祐二と「ピース」を結成。現在、執筆活動にくわえ、テレビやラジオ出演、YouTubeチャンネル『渦』での動画配信など多岐にわたって活躍中。またオフィシャルコミュニティ『月と散文』では書き下ろしの作品を週3回配信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)