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心はすべて数学である

文春学藝ライブラリー 思想 28

出版社名 文藝春秋
出版年月 2023年4月
ISBNコード 978-4-16-813105-9
4-16-813105-X
税込価格 1,265円
頁数・縦 232P 16cm

商品内容

要旨

無限、カオス、ゲーデルの不完全性定理。「不可能問題」に取り組む古今の数学者らの純粋な姿が、著者に確信的インスピレーションを与えた。「数学は心だ」。共通難問を追究する人類の数学的営みが脳を発達させ、記憶、思考・推論、感覚・知覚といった心の働きを生む。諸研究を用いて語られる「心」と「脳」の関係は、固いアタマに風穴を開けてくれる。世界最先端の数学者による思索の書。

目次

第1章 数学は心である
第2章 心が脳を表現する
第3章 複雑系としての脳
第4章 カオスの超越性と心
第5章 心は数式で書けるのか
第6章 記憶と時間と推論

著者紹介

津田 一郎 (ツダ イチロウ)  
1953年、岡山県生まれ。数理科学者。専門は応用数学、計算論的神経科学、複雑系科学。大阪大学理学部物理学科卒業。京都大学大学院理学研究科物理学第一専攻博士課程修了。理学博士。北海道大学大学院理学研究院数学部門教授などを経て、現在、中部大学創発学術院院長・教授。「科学する精神」と「近代を超えること」を実践するために、最適の場として脳の解明を選んだ数学者。全日本スキー連盟公認クロスカントリースキー指導員・検定員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)