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飢えた者たちのデモクラシー レヴィナス政治哲学のために

出版社名 ナカニシヤ出版
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-7795-1581-1
4-7795-1581-5
税込価格 3,300円
頁数・縦 251P 20cm

商品内容

要旨

国家において、国家の彼方へ向かうことはできるのか?レヴィナスは、「他者たち」とともに政治の意味を問う政治哲学の思想家である―第三者、制度、物質主義、動物性、ユートピア、国家、不協和、無始原といった光源によって、「倫理」と「政治」を結びつけるレヴィナス政治哲学の輪郭を浮かび上がらせる。

目次

第1部 複数性(正義における主体性―第三者論の再検討
困難な相互性―ブーバーとともに
制度における市民たち―ヴァール、リクールとともに)
第2部 物質性(飢えの切迫と死への時間―フランクとともに
よりよいものへ向かうユートピア的時間性―ブロッホとともに
物質主義とユダヤ的普遍主義―キリスト教、マルクス主義とともに
人間主義の動物性―生態学とともに)
第3部 デモクラシー(デモクラシーにおける主体性―デリダ、ホッブズとともに
不協和のデモクラシー―クセナキスとともに
国家の彼方のデモクラシー―アバンスールとともに
結論)

著者紹介

松葉 類 (マツバ ルイ)  
1988年生まれ。京都大学文学部研究科博士課程研究指導認定退学。博士(文学)。現在、同志社大学ほか非常勤講師。専門はフランス現代思想、ユダヤ思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)