妖しいご縁がありまして 〔3〕
常夜の里と兄弟の絆
ことのは文庫
出版社名 | マイクロマガジン社 |
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出版年月 | 2023年4月 |
ISBNコード |
978-4-86716-413-6
(4-86716-413-5) |
税込価格 | 792円 |
頁数・縦 | 287P 15cm |
シリーズ名 | 妖しいご縁がありまして |
NetGalley 会員レビュー
おすすめ度 いつもの登場人物が次から次へと登場し、ひとりまだ? なんてもう八重ちゃん目線になり、最初からワクワク感でいっぱい。最初、八重ちゃん一人で解決に向かう雰囲気だったが、やはりみんなで助けあって、支え合っている様子がとても印象的だった。街の人たち、仲間との交流の中で培った信頼関係、絆が力になっていた。つい、自分で何とかしなければ、迷惑をかけられないなどと思ってしまう八重ちゃんの気持ちも分かる。そんな気持ちもそっと優しく解いてくれる昴や小町そして妖の仲間たち。なんてすてきな仲間に囲まれているんだろう。器用でなくていい、不器用でもいい、隣の誰かを、周りのひとたちを一層大事にしたいと思える作品だった。
おすすめ度 妖が見える八重子と、お馴染みの妖たちが登場する第3弾、とても楽しみにしていました。お馴染みの妖たちにまた会えて嬉しいです。大切な人の知らなかった記憶に触れることに心が締め付けられ、まさかの展開にハラハラしました。誰しも思い通りにいくことばかりではないからこそ、「後悔は尊い。ここから始めればいい」。この言葉がとても印象的でした。能登のキリコ祭り、初めて知りましたがとても雄大なお祭りなんですね。実際に見に行ってみたいです。能登の妖たちとの夏は、どこか懐かしく、第3弾もとても楽しかったです。
おすすめ度 汐月様の作品は次の日、何も予定無い日に読まなくてはダメな本ですね。今作も含め全て読んでいますが、涙腺崩壊するんです。そして次の日に瞼が腫れるので今作はその可能性も予測して読みましたが、予測は当たりました。二紫名は毎回発する言葉がカッコイイんですよ。今まで二紫名って強がっていたのかな、本当はとっても心弱い人だったのかなと新たな一面が出たように私は感じました。ただ、ラストの方の二紫名の言葉は何ですか、、、こっちがドキドキしちゃうセリフサラっと言ってしまうなんて。やっぱりカッコイイな二紫名。 上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ) NetGalleyとは、本を応援するWEBサイトです。 |
商品内容
要旨 |
町の記憶を取り戻したものの黒幕が分からない八重子たち。ある日、鈴ノ守神社の先で記憶をなくした少女・花純と出会った八重子は、記憶を失った事情が自分に似ていたことから縁さまや望さまを問いただすも2人の神様は知らないという。「記憶を失くした女の子」の存在は八重子にあの冬の日の事件を思い出させるが、果たしてその正体は―?二紫名と八重子。能登のあやかしと人間の心の交流を描く、それぞれにかけられた愛情とそれに応えるための優しい記憶の物語。 |
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出版社・メーカーコメント
町の記憶を取り戻したものの黒幕が分からない八重子たち。平穏を取り戻した日常にまたもや事件が!?二紫名との過去に迫る第3巻!