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奴隷と家畜 物語を食べる

出版社名 青土社
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-7917-7546-0
4-7917-7546-5
税込価格 2,640円
頁数・縦 369P 19cm

商品内容

要旨

生きるために、捕って、殺して、わたしたちは食べる。食べるために、作物を栽培し、家畜を飼育し、人を奴隷にする。“食べるひと”ははてしない謎を抱いている。誰ものぞこうとしなかった意識の森深くへと、異端の民俗学者が下りてゆく。物語を食べ散らかすような、不遜にしてスリリングな旅。

目次

第1章(胃の腑と詩と官能のあいだ
憑依と観想から擬人法へ ほか)
第2章(奴隷農場は愛とともに昏れて
猿の惑星からの伝言 ほか)
第3章(自己家畜化と道徳の発生
奴隷化、いじめの政治学へ ほか)
第4章(フォアグラ的な肥満のはてに
臓器提供者のいまわの恋 ほか)
第5章(二本足の豚たちが動物農場をゆく
豚は知性的な生き物である ほか)
終章(奴婢訓の裂け目に)

著者紹介

赤坂 憲雄 (アカサカ ノリオ)  
1953年、東京生まれ。学習院大学教授。専攻は民俗学・日本文化論。『岡本太郎の見た日本』でドゥマゴ文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞(評論等部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)