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ニッポンの正体 漂流を続ける日本の未来を考える

出版社名 河出書房新社
出版年月 2023年4月
ISBNコード 978-4-309-23128-0
4-309-23128-4
税込価格 1,980円
頁数・縦 275P 19cm
シリーズ名 ニッポンの正体

商品内容

要旨

アメリカ、中国、朝鮮半島と日本の力学とは?戦後日本を形づくってきた権力とは何か?限界を超えた戦後体制はどこに向かうのか?気鋭の政治学者が「いま」をわかりやすく読み解く。

目次

1 なぜ、日本は朝鮮戦争の終結を望まないのか?―韓国の大統領選が日本に与える影響2022年2月
2 「核」を欲しがる被爆国―ウクライナ危機の衝撃は続く2022年3月
3 歴史を私物化する「愛国者」―教育への危険な政治介入2022年4月
4 差別を撃ち続けた「突破者」の遺志―共同体が崩壊した日本2022年5月
5 「長期腐敗体制」を解体せよ―2012年体制で沈んでいく日本2022年6月
6 限界を迎えた戦後体制を清算すべき―明治維新77年〜戦後77年で迎えた危機2022年8月
7 戦中・戦後を貫く岸信介とアジアの蜜月―統一教会問題の源流2022年9月

出版社・メーカーコメント

ウクライナ危機、旧統一教会問題の噴出、そして円高とさまよえる欲望……。現代日本の諸問題を、近代史を掘り下ることで明晰に読み解き、日本の未来を考える。最もアクチュアルな時評集。

著者紹介

白井 聡 (シライ サトシ)  
1977年東京都生まれ。政治学者。早稲田大学政治経済学部卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位修得退学。博士(社会学)。専攻は政治学・社会思想。京都精華大学国際文化学部准教授。『永続敗戦論―戦後日本の核心』(太田出版)で、石橋湛山賞、角川財団学芸賞、いける本大賞を受賞
高瀬 毅 (タカセ ツヨシ)  
1955年長崎県生まれ。被爆二世。ジャーナリスト、ノンフィクション作家。現在、YouTube番組の「デモクラシータイムス」で司会、キャスターなどを務める。明治大学政治経済学部を卒業後、ニッポン放送に入社。情報センター出版局編集者を経てフリージャーナリストとなる。1982年、ラジオドキュメンタリー「通り魔の恐怖」で日本民間放送連盟賞最優秀賞、放送文化基金賞奨励賞を受賞。2009年『ナガサキ 消えたもう一つの「原爆ドーム」』(平凡社)で平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞を受賞。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)