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敗れざる者たちの演劇志

出版社名 論創社
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-8460-2266-2
4-8460-2266-8
税込価格 3,520円
頁数・縦 375P 22cm

商品内容

要旨

わたしは世阿弥の「初心、忘るべからず」と、一所不住(在)の思想「住するところなきを まず花と知るべし」を座右の銘にして生きてきた。齢七十を過ぎても、まるで鮪のように絶えず動き続け、老いの花を捜しつづける芝居者でありたいと願っている。(「まえがき」より)

目次

1 演劇修行時代―アングラ四天王との出会い
2 七〇年代小劇場の同走者たち
3 小劇場演劇の変質
4 世界史の大転換の中で―一九九一〜二〇〇三
5 二一世紀の入口で―二〇〇一〜二〇一一
6 演劇志をいかに継承するか

著者紹介

流山児 祥 (リュウザンジ ショウ)  
演出家・俳優・声優・プロデューサー、流山児★事務所代表、日本演出者協会理事長。1947年11月熊本県荒尾市生まれ。青山学院大学で全共闘運動を体験。その後、状況劇場(唐十郎主宰)、早稲田小劇場(鈴木忠志主宰)を経て1970年演劇団結成。1984年小劇場演劇の横断的活動を目指し流山児★事務所設立。第二次小劇場世代のリーダーとして50余年を疾走中。数多くの話題作を国内外で上演。1986年映画『血風ロック』ヨコハマ映画祭自主製作映画賞受賞、2000年ビクトリア国際演劇祭グランプリ、第44回紀伊國屋演劇賞団体賞、第7回倉林誠一郎記念賞、第11回飛田演劇賞最優秀前衛賞、2013年ビクトリアフリンジ演劇祭ベストアンサンブル賞、2018年台湾台新藝術賞入選など受賞多数。2017年から一般社団法人日本演出者協会理事長に就任。2018〜2019年、国立台北藝術大学客員教授など次世代演劇人の育成に務めている
西堂 行人 (ニシドウ コウジン)  
演劇評論家。明治学院大学文学部芸術学科教授。2023年3月で退職。1954年10月、東京生まれ。早稲田大学文学部(演劇専修)卒。同大学院中退。1978年から劇評活動を開始。60年代以降の現代演劇を中心に、アングラ・小劇場ムーブメントを理論化する。80年代末から世界演劇にも視野を広げ、韓国演劇及びドイツの劇作家ハイナー・ミュラーの研究。90年代以降は大学で教育に関わる。「世界演劇講座」を2006年から兵庫県伊丹市で開講(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)