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南部家 盛岡藩

家からみる江戸大名

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-642-06878-9
4-642-06878-3
税込価格 2,420円
頁数・縦 203P 21cm

商品内容

要旨

盛岡藩主・南部家は、江戸への傾倒から「国風」の重視、その後、他者の視線への意識から、江戸文化の受容へと価値観を転換していった。社会の変化の中で「家」のあり方を模索し続けた、大名家の江戸時代を描き出す。

目次

プロローグ 北奥の領主南部信直の「日本」との出会い
1 藩主・家老として生きる―中世の領主から近世の藩主・家老へ
2 暴君重直による新参家臣の召抱えと南部騒動―「家中」の形成と「御家」の存続危機
3 殉死と剃髪―藩主個人への忠義、「御家」への忠義
4 南部家の結婚と離婚―離婚と再婚、夫との死別を経験した南部幕の一生
5 「田舎者」と「笑われ」ても構わない―南部家の歴史を重んじる
6 「笑われない」南部家に―「外聞」を気にする藩主たち
7 国持大名にふさわしい南部家へ―将軍に自分を重ねあわせる利済
エピローグ 幕末の混乱と盛岡藩南部家の終焉

出版社・メーカーコメント

盛岡藩主・南部家は、江戸への傾倒から「国風」の重視、その後、他者の視線への意識から、江戸文化の受容へと価値観を転換していった。社会の変化の中で「家」のあり方を模索し続けた、大名家の江戸時代を描き出す。

著者紹介

兼平 賢治 (カネヒラ ケンジ)  
1977年、岩手県に生まれる。現在、東海大学文学部准教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)