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ツシマ世界が見た日本海海戦

出版社名 並木書房
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-89063-433-0
4-89063-433-9
税込価格 2,860円
頁数・縦 287P 21cm

商品内容

要旨

参加将兵三万人、艦艇一五〇隻を超える日本海海戦は史上最大の艦隊決戦であり、“東洋の力”が近代技術を駆使してヨーロッパ有数の軍事力に海上で勝利した最初の戦いだった。日本海軍の勝利は西洋世界では畏怖され、植民地世界では祝福された。しかし、この戦いの勝利の要因であった「艦隊決戦」と「大艦巨砲主義」に日本海軍はその後も囚われ続け、太平洋戦争の最後の日まで状況の変化に適応できなかった。日露英米独の資料をもとに、海戦を包括的に分析し、世界がこの戦いをどう評価し、その後の世界にどのような影響を与えたかを明らかにする!

目次

第1章 背景―「TSUSHIMA」への道程
第2章 戦闘―最大、最後の艦隊決戦
第3章 傑出した海軍国になった日本
第4章 打ち砕かれたロシア海軍の夢
第5章 世界の反応と評価
第6章 学ばれた戦訓、学ばれなかった戦訓
第7章 結論

著者紹介

コーネル,ロテム (コーネル,ロテム)   Kowner,Rotem
1960年、イスラエルのミフモレット生まれ。ハイファ大学アジア学科正教授。専門は日本近代史。前イスラエル日本学会会長。早稲田大学、大阪大学、ジュネーブ大学、ミュンヘン大学の客員教授。エルサレムのヘブライ大学で東アジア学と心理学を専攻。ベルリン自由大学で1年、筑波大学で6年の研究後、博士号を取得。さらにスタンフォード大学とヘブライ大学で研究を続ける。元イスラエル海軍少佐。日露戦争が地域と世界に及ぼした緊張と影響の研究を行ない、本書を含む関連研究書6冊を刊行。2010年以降は、近世アジア、特に日本における人種と人種主義の研究調査を進める。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)