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参議院

光文社新書 1259

出版社名 光文社
出版年月 2023年6月
ISBNコード 978-4-334-04666-8
4-334-04666-5
税込価格 946円
頁数・縦 245P 18cm

商品内容

要旨

日本の政治は衆議院で動くのではなく、参議院で動く―。一般的に「参議院は衆議院より格下」とみられているのではないだろうか。事実、日本の最高権力者である総理大臣は衆議院議員から選出される。だが、本書を読めば、「参議院を制する者は日本の政治を制する」「参議院を笑う者は参議院に泣く」ことが示される。実際、参議院選挙に負けた総理大臣は右往左往し、政局の運営に行き詰まることは歴史が証明している。なぜ、参議院が重要なのか。参議院が重要なのか。参議院が誕生した背景、そして現代の日本の政治を語る上で欠かせなくなり、重要な役割を担うようになった参議院という存在を、憲法学、政治学、歴史学の視点で解き明かす。

目次

序章 貴族院、枢密院、参議院
第1章 参議院の誕生
第2章 参議院を制する者は、日本を制す
第3章 「闇将軍」の参議院掌握
第4章 参議院が政治を動かした時代
第5章 拒否権集団が内閣を短命に
第6章 政治の劣化―再びカーボンコピーへ

著者紹介

倉山 満 (クラヤマ ミツル)  
1973年、香川県生まれ。憲政史研究者。(一社)救国シンクタンク理事長兼所長。’96年、中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程を修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤研究員として、2015年まで同大学で日本国憲法を教える。現在、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」を主宰、積極的な言論活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)