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裏切りの王国 ルポ・英国のナショナリズム

出版社名 白水社
出版年月 2023年6月
ISBNコード 978-4-560-09485-3
4-560-09485-3
税込価格 2,640円
頁数・縦 312P 19cm

商品内容

要旨

「裏切られた」という感情の淵源を探る旅。ブレグジット(英国のEU離脱)の混乱で見えてきたナショナリズムのうねりを、多方面にわたるインタビューと精緻な歴史検証で描いた渾身のルポ。

目次

第1部 ブレグジット以前(移民という「記号」
「保険」としてのEU
揺れる北アイルランド
「カフカ的」な議会攻防
極右過激派の台頭
英政界の二人の異端
労働者の支持を失った労働党
宗派で分断された投票
保守党圧勝
浮上する「アングロスフィア」
離脱が駆り立てる独立
チャーチルの振り子)
第2部 ブレグジット以後(コロナが露呈した英国の問題
香港問題とファイブアイズの結束
終わらぬブレグジット、「第二幕」の幕開け
加速する欧州離れ、もう一つの「離脱」
議会主権と国制改革
英国のインド太平洋「回帰」
暴動噴き出す北アイルランド
二つのナショナリズム
重い二十一世紀の「革命」
移民とLGBTを「敵」とするロジック
血の日曜日、ソウェト蜂起、国家の暴力)

著者紹介

服部 正法 (ハットリ マサノリ)  
毎日新聞編集長補佐。1970年、愛知県生まれ。早稲田大学第一文学部史学科卒業(東洋史学専修)。NHKディレクター、テレビ番組制作会社契約社員を経て、99年、毎日新聞入社。奈良支局、大阪社会部、大津支局などを経て、2012年4月〜16年3月、ヨハネスブルク支局長。2019年4月〜22年3月、欧州総局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)