フーコーの〈哲学〉 真理の政治史へ
出版社名 | 岩波書店 |
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出版年月 | 2023年7月 |
ISBNコード |
978-4-00-061604-1
(4-00-061604-8) |
税込価格 | 5,940円 |
頁数・縦 | 347,11P 22cm |
商品内容
要旨 |
変貌し続けた思想家ミシェル・フーコー(一九二六‐八四)の膨大かつ多様な作品群。そこには一貫性などないようにも思える。しかし、自らのことを「哲学者ではない」と語ったフーコーの底には常に、真理をめぐる独自の“哲学”があった。言説の歴史、とりわけ哲学という言説が成立する瞬間を注視し続けながら、歴史、分析哲学、ギリシャ哲学、文学芸術など多彩な領域を縦横無尽に駆け巡るフーコーの思考をトレース、“真理ゲーム”の政治的な歴史記述としての“哲学”を描き出す。最新の研究成果を踏まえた到達点。 |
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目次 |
第1部 言語(“知の考古学” |
出版社・メーカーコメント
ミシェル・フーコーとは何者なのか。常に変化した思想家の変わらぬ核心には、真理をめぐる〈哲学〉が存在した。「私は哲学者ではない」と語ったフーコー自身の言葉に抗いながら「言語」「存在(論)」「歴史」というフーコーの重要概念を読み解いていく本書は、異色のフーコー論にして、現代思想の到達点である。