忘れられたBC級戦犯ランソン事件秘録
出版社名 | 中央公論新社 |
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出版年月 | 2023年6月 |
ISBNコード |
978-4-12-005665-9
(4-12-005665-1) |
税込価格 | 2,200円 |
頁数・縦 | 258P 20cm |
商品内容
要旨 |
1945年3月、日本軍が仏領インドシナ北部の町で多数の捕虜を殺害した知られざる事件。戦後、その裁きを受けた将校たちの思索を手掛かりに、戦争の不条理に今あらためて向き合う歴史ノンフィクション。 |
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目次 |
第1章 将兵―国家の意思で行われる戦争と個人の責任 |
出版社・メーカーコメント
戦争の過酷さは“戦後”も続いていた。1945年3月、日本軍が仏領インドシナ北部の町で300人を超える捕虜を殺害したランソン事件。その6年後、戦犯裁判を経て、捕虜殺害という上層部の命令に従わざるを得なかった4人の将校が銃殺刑に処された。その一方、捕虜殺害の命令者が罪に問われることはなかった。命令を拒むという選択肢があり得ない日本軍にあって、罪を負うべきはいったい誰だったのか。無謀な作戦、敵味方を問わない人命の軽視、曖昧な責任の所在、個人と組織の間に生じる相克……。知られざる事件の顛末と、裁きを受けた将校たちの思索を手掛かりに日本人が避けられない問題に向き合う歴史ノンフィクション。梯久美子氏、推薦。