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女人短歌 小さなるものの芽生えを、女性から奪うことなかれ

出版社名 書肆侃侃房
出版年月 2023年6月
ISBNコード 978-4-86385-581-6
4-86385-581-8
税込価格 2,420円
頁数・縦 319P 19cm

商品内容

要旨

わたしたちの歌誌をつくろう!女性のために女性自身の手によって編まれた歌誌『女人短歌』。第二次大戦の敗戦直後に創刊され、48年にわたって刊行された。男性中心の歌壇のなかで結社を超えて女性たちが結束し、相互研鑽に努めた。女性歌人が活躍できる地平を切り拓いた功績は大きい。五島美代子、長沢美津、生方たつゑ、阿部静枝、山田あき、葛原妙子、中城ふみ子、森岡貞香ら、『女人短歌』に集った歌人たちの熱き魂のリレーを追う。『女人短歌』について初めての総合的研究書。

目次

第1章 『女人短歌』前史―昭和戦時下に生きた女性歌人たちの歌(国民に課せられた時代の要請
戦時下を映す短歌 ほか)
第2章 『女人短歌』創刊(『女人短歌』の創刊へ
『女人短歌』創刊への歩み ほか)
第3章 「女人短歌叢書」と宣言文の変遷―『女人短歌』発展の道程(「女人短歌叢書」の刊行
批評精神の向上へ ほか)
第4章 五島美代子と『女人短歌』を牽引した歌人たち―五島美代子・長沢美津・山田あき・生方たつゑ・葛原妙子(五島美代子―『女子短歌』の精神的支柱となって
長沢美津―『女人短歌』に生き続けた歌人 ほか)
第5章 『女人短歌』の存続から終刊へ(真剣勝負の向上心を具現化した場の継続
会員たち相互による研究深化の方向へ ほか)

著者紹介

濱田 美枝子 (ハマダ ミエコ)  
1947年富山県生まれ。1973年日本女子大学修士課程修了後、私立フェリス女学院中学高等学校国語科教諭。在勤中、聴講生、客員研究員として2度母校に内地留学。2020年日本女子大学博士課程後期単位修得満期退学。同年4月より日本女子大学学術研究員として現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)