図書館がくれた宝物
出版社名 | 徳間書店 |
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出版年月 | 2023年7月 |
ISBNコード |
978-4-19-865665-2
(4-19-865665-7) |
税込価格 | 2,090円 |
頁数・縦 | 381P 19cm |
商品内容
文学賞情報 |
2024年
第71回
産経児童出版文化賞受賞 |
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要旨 |
1940年、第二次世界大戦下のロンドン。12歳のウィリアム、11歳のエドマンド、9歳のアンナのきょうだいは、親がわりだったおばあちゃんが亡くなり、家族は3人きりになってしまった。3人に必要なのは、保護者となる「後見人」。後見人がいなければ、遺産に手をつけることもできない。そこでおばあちゃんの弁護士が提案したのは、3人で学童疎開に参加すること。ロンドンにいるより安全だし、ひょっとしたら、3人をずっと家に置いてくれる家族が見つかるかもしれない…。疎開先の厳しい日々、3人にとって、村の図書館だけが救いだった―。ロンドンから疎開した本の好きな3人きょうだいの、心あたたまる物語。2021年ニューヨーク公共図書館ベスト・ブック・オブ・ザ・イヤー(児童書部門) |
出版社・メーカーコメント
1940年、ドイツとの戦争が始まったばかりの英国・ロンドンでは、12歳のウィリアム、11歳のエドマンド、9歳のアンナの三人きょうだいの保護者がわりだった祖母がなくなった。三人の両親は幼いころ亡くなっている。遺産がのこされたが、未成年の三人は、後見人がいないと遺産にも手をつけられない。そこで、弁護士のエンガーソルさんが、集団学童疎開に三人も参加することを提案。ロンドンは空爆の恐れがあるし、疎開先での新しい出会いで、後見人になってくれる人が見つかるかもしれない。ほかの子どもや学校の先生と、電車に乗ってたどりついた田舎町で、三人は新しい生活を始めるが、引き受けてもらった家の子どもから嫌がらせを受けて追い出されたり、次の家では子守りをさせられたり、快適とは言い難かった。いっぽう、町にあった図書館で信頼できる司書との出会いがあり、図書館は3人の心のよりどころとなっていく…。第二次世界大戦下の子どもたちを描いた児童文学。多くの児童文学のタイトルが登場し、本好きはさらに楽しめる作品。