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壁を壊した男 1993年の小沢一郎

出版社名 小学館
出版年月 2023年7月
ISBNコード 978-4-09-389127-1
4-09-389127-3
税込価格 1,980円
頁数・縦 314P 19cm

商品内容

要旨

宮澤喜一、梶山静六、野中広務、山崎拓、加藤紘一、小泉純一郎…この圧倒的勢力を相手に、なぜ小沢は奇跡の政権交代をなし得たのか?日本政治史上もっとも熱かった1年を巡る内幕ドキュメント。

目次

夏の陣(仕掛け花火
ドン逮捕の衝撃
改革派と守旧派
迷走する総理
運命の内閣不信任決議案)
冬の陣(小沢神話
八月の落陽
ドーハの悲劇と政治改革
冬の嵐
決着と軋轢 ほか)

出版社・メーカーコメント

手に汗握る政治ノンフィクション!  1993年は、日本の政治史において最も激動の年であった。「東京佐川急便事件」に端を発した「政治とカネ」の問題や自民党の竹下派を中心とする派閥争い。バブルがはじけ始めた経済への対応。混迷する政治に世論の不信感は大いに高まっていた。世界からはベルリンの壁とソ連の崩壊、東西冷戦の終結という“外圧”も押し寄せていた。そんな激動の波は、永田町にいた一人の男を突き動した。小沢一郎である。政界で既に実力者として知られていた小沢は、同志の羽田孜らと共に自民党を離党し、政権交代を起こすべく、水面下で動きを加速させていった。しかし、小沢の前にはいくつもの障壁が立ちはだかった。親小沢か反小沢という心理的な壁、選挙制度改革をはじめとする政策の違いという主義主張の壁、あるいは与野党という敵味方の壁−−。小沢は前進と後退を繰り返しながら、非自民からなる細川護熙政権を誕生させた。「五五年体制」という最も強固な壁をぶち壊したのだ。そんな最も政治が熱かった「1993年」という1年を駆け抜けていった小沢ら政治家たちの姿を描いていく。そして「1993年の小沢一郎」を通して、現代の日本政治が再びダイナミズムを得るためのヒントを探す。

著者紹介

城本 勝 (シロモト マサル)  
1957年熊本県生まれ。一橋大学卒業後、1982年にNHK入局。福岡放送局を経て東京転勤後は、報道局政治部記者として自民党・経世会、民主党などを担当した。2004年から政治担当の解説委員となり、『日曜討論』などの番組に出演。2018年退局後は、日本国際放送代表取締役社長などを経て2022年6月からフリージャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)