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知の生態学の冒険 J・J・ギブソンの継承 9

アフォーダンス そのルーツと最前線

  • 河野哲也/著 田中彰吾/著
出版社名 東京大学出版会
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-13-015189-4
4-13-015189-4
税込価格 3,740円
頁数・縦 221P 20cm
シリーズ名 知の生態学の冒険

商品内容

要旨

「アフォーダンスは常に環境の側に実在している」。アフォーダンス理論の成立から、最前線までを包括的に論じる、シン・アフォーダンスの書。

目次

第1章 心の科学史から見たアフォーダンス(知覚をどう理解するか―近代哲学の観念論
精神物理学から実験心理学へ
ゲシュタルト心理学の挑戦
ギブソン知覚論の骨子
アフォーダンスの概念)
第2章 アフォーダンスから見た脳―レゾナンスの神経科学に向けて(ギブソンとメルロ=ポンティの並行性―生態学的心理学と現象学
メルロ=ポンティによる「身体図式」概念の拡張
マトリックスとしての脳
アフォーダンスの神経科学
レゾナンスの神経科学に向かって)
第3章 社会的アフォーダンスと環境とのエンカウンター(社会的アフォーダンスの効用
アフォーダンスと意味 ほか)
第4章 ギブソンを超えて―海流的アプローチと存在即情報論(流体の存在論―気象学的・海洋物理学的アプローチ
身体気象
認識と情報
存在即情報としての生態系
情報化による即自存在の生成)
第5章 知の生態学の冒険、ふり返りと今後の展望

著者紹介

河野 哲也 (コウノ テツヤ)  
1963年東京生まれ。立教大学文学部教育学科教授。博士(哲学)。専門は哲学、倫理学、教育哲学。NPO法人「こども哲学・おとな哲学アーダコーダ」副代表理事
田中 彰吾 (タナカ ショウゴ)  
1971年生まれ。2003年、東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、東海大学文明研究所所長。2013‐14年、2016‐17年にかけてハイデルベルク大学にて客員研究員。専門は現象学的心理学、および身体性哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)