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孝明天皇毒殺説の真相に迫る

出版社名 中央公論新社
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-12-005685-7
4-12-005685-6
税込価格 1,980円
頁数・縦 267P 20cm

商品内容

要旨

弑逆を謀った黒幕は王政復古を画策したあの中心人物。では天皇の薬湯に砒素を混入した実行犯は誰か?維新史最大の謎の解明に挑む最新の長篇論考ほか、動乱期を生きた人々に新たな光を当てる史論を集成。

目次

1 孝明天皇毒殺説の真相に迫る(天然痘による病死説vs.毒殺説
穴を掘る人、掘らぬ人
迷走する病死説
黒幕と置毒犯の正体は)
2 江戸に生まれ明治を生きる(藩校エリートが幕末を動かした
幕末有名人の少年時代 ほか)
3 新選組はどのようにして誕生したか(新選組の魂のルーツを求めて
新選組隊士の帯刀事情)
4 幕末維新の足音(幕末への出発点「尊号一件」と松平定信
「ぶらかし老中」阿部正弘は名宰相か ほか)

出版社・メーカーコメント

孝明天皇の崩御は天然痘による病死だったのか。それとも何者かによる毒殺だったのか。著者は関連史料を再読し、死因は急性砒素中毒であることを論じたうえで、その背後で画策した黒幕と置毒した実行犯の女官の名前を割り出す。幕末維新史最大の謎の解明に挑む白熱の論考を中心に、近年発表のエッセイを収録した最新史論集。

著者紹介

中村 彰彦 (ナカムラ アキヒコ)  
1949年、栃木県栃木市生まれ。東北大学文学部卒業後、文藝春秋に勤務。1987年に『明治新選組』で第10回エンタテインメント小説大賞を受賞。1991年より執筆活動に専念し、1993年に『五左衛門坂の敵討』で第1回中山義秀文学賞、1994年に『二つの山河』で第111回直木賞、2005年に『落花は枝に還らずとも』で第24回新田次郎文学賞を受賞。また2015年には第4回歴史時代作家クラブ賞実績功労賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)