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夜明けのすべて

文春文庫 せ8−5

出版社名 文藝春秋
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-16-792092-0
4-16-792092-1
税込価格 803円
頁数・縦 270P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 夜明けのすべて

    月に一度、PMS(月経前症候群)という病気でどうしてもイライラが抑えられなくなってしまう藤澤さん。そんな彼女が勤める会社に転職してきたのは、パニック障害のために、たくさんのことを諦めて生きる山添君。
    傍目にはなかなか見えない原因による、生き辛さを抱える二人。当初は、互いの病気や障害の特性が分からないゆえの誤解もありながら、次第に、相手を知っていく中で、出来る範囲で、困っていることの助けになりたい気持ちが芽生えてきます。
    友人でも恋人でもない藤澤さんと山添くんの、それでも互いを思いやることができる関係性。そして二人を優しく見守る周囲の人々の物語は、読む人の心にも、温かい明かりを灯してくれるはずです。

    (2025年4月1日)

商品内容

要旨

PMSで感情を抑えられない美紗。パニック障害になり生きがいも気力も失った山添。友達でも恋人でもないけれど、同志のような気持ちが芽生えた二人は、自分にできることは少なくとも、相手のことは助けられるかもしれないと思うようになり―。人生は苦しいけれど、救いだってある。生きるのが少し楽になる、心に優しい物語。

出版社・メーカーコメント

PMS(月経前症候群)で感情を抑えられない美紗。パニック障害になり生きがいも気力も失った山添。友達でも恋人でもないけれど、同志のような気持ちが芽生えた二人は、自分にできることは少なくとも、相手のことは助けられるかもしれないと思うようになりーー。人生は苦しいけれど、救いだってある。生きるのが少し楽になる、心に優しい物語。

著者紹介

瀬尾 まいこ (セオ マイコ)  
1974年大阪府生まれ。大谷女子大学文学部国文学科卒業。2001年「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、翌年、単行本『卵の緒』でデビュー。05年『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞を、09年『戸村飯店 青春100連発』で坪田譲治文学賞を、19年『そして、バトンは渡された』で本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)