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マルナータ不幸を呼ぶ子

出版社名 河出書房新社
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-309-20889-3
4-309-20889-4
税込価格 2,475円
頁数・縦 276P 20cm

商品内容

要旨

「不幸を呼ぶ子」と忌み嫌われる少女が、揺るがぬ友情を手にしたとき、いかなる力を発揮するのか。ファシズムが台頭するイタリアで、境遇も性格も正反対の二人の少女が出会い、社会の理不尽に立ち向かう様子を描いた傑作。

出版社・メーカーコメント

ブルジョワ家庭の内向的な少女と、労働階級の家庭で、過去の出来事から世間に「不幸を呼ぶ子」と呼ばれながらも力強く生きる少女。互いの存在を支えに、理不尽に立ち向かうべく声をあげる。

著者紹介

サルヴィオーニ,ベアトリーチェ (サルヴィオーニ,ベアトリーチェ)   Salvioni,Beatrice
1995年イタリア、ロンバルディア州モンツァ生まれ。ミラノのサクロ・クオーレ・カトリック大学で近代文学を学んだのち、現代文献学で修士号を取得。その後トリノのライティングスクール“スクオーラ・ホールデン”にて2年間の文芸コースを修める。2021年、同校在学中に発表した、「切り取られた舌たちの夜間飛行(Il volo notturno delle lingue mozzate)」で、イタリア文学界の新人の登竜門として知られるイタロ・カルヴィーノ賞(短篇小説部門)を受賞。その後に執筆した初めての長篇小説『マルナータ 不幸を呼ぶ子』が、2021年のフランクフルト・ブックフェアで注目され、本国イタリア、フランス、スペイン、ギリシャ等、欧州各国で同時出版されるという、新人としては異例のデビューを飾る
関口 英子 (セキグチ エイコ)  
埼玉県生まれ。大阪外国語大学イタリア語学科卒業。翻訳家。『月を見つけたチャウラピランデッロ短篇集』(光文社古典新訳文庫)で第1回須賀敦子翻訳賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)