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執事とメイドの裏表 イギリス文化における使用人のイメージ

増補版

白水uブックス 1137

出版社名 白水社
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-560-72137-7
4-560-72137-8
税込価格 1,760円
頁数・縦 278,7P 18cm
シリーズ名 執事とメイドの裏表

商品内容

要旨

19世紀のミリオンセラー『ビートン夫人の家政書』の「使用人」の章は、家庭の主婦が集まれば使用人の愚痴に夢中になるという話から始まる。では、それはどんな愚痴で、どういうところから来たのか。本書は、使用人の「文学におけるイメージ」と実態を分析し、またアメリカや日本で持たれているイメージとの比較からイギリス文化の特徴や独自性を明らかにしていく。

目次

第1章 執事―旧約聖書からハリウッド映画まで
第2章 ハウスキーパー―愛しすぎた女性たち
第3章 料理人―「きまぐれ」が歓迎されるポスト
第4章 メイド―玉の輿はありかなしか
第5章 従僕と下男―孔雀の出世
第6章 乳母―影の実力者
第7章 ランド・スチュワードとガヴァネス―「使用人」ではない被雇用者たち

出版社・メーカーコメント

イギリスの使用人に対する社会的イメージと実情を、文学や諷刺、各種記録から考察する。新たに「雇われているが使用人ではない職」の章を追加。

著者紹介

新井 潤美 (アライ メグミ)  
東京大学大学院比較文学比較文化専攻博士号取得(学術博士)。東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)