これまでの経済で無視されてきた数々のアイデアの話 イノベーションとジェンダー
出版社名 | 河出書房新社 |
---|---|
出版年月 | 2023年8月 |
ISBNコード |
978-4-309-23137-2
(4-309-23137-3) |
税込価格 | 2,310円 |
頁数・縦 | 299P 19cm |
商品内容
要旨 |
なぜ車輪の発明からスーツケースにキャスターがつくまで5000年も要したのか―これは名だたる経済学者・思想家も思案してきた謎だ。「男性はかばんを自力で持つべき」「女性の長距離移動は制限されるべき」こうした社会のジェンダー感に変化が起きた時、スーツケースは転がり始めた。男らしさ・女らしさに関する支配的な通説がどうして、今からすれば「単純な」発明を妨害できるほど強固だったのだろう。いったいどうして、お金を稼ごうとする市場の欲望より頑固だったのだろう。そしてこんな乱暴な考えが、業界を世界規模で変えるであろう製品の可能性を見失わせるのはなぜなのか?このような疑問が、本書の核である。私たちは、ジェンダーの観点からイノベーションについて考えることに慣れていないのだ。 |
---|---|
目次 |
発明(車輪がスーツケースに付くまでに5000年を要した話 |
出版社・メーカーコメント
「男性は重い鞄を手で持つべき」「女性の長距離移動は制限されるべき」というジェンダー観が、車輪付きスーツケースという単純な技術革新を阻害した?新たな視点の画期的イノベーション史!