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再考「鎌倉史」と征夷大将軍 「古代みちのく」と家持・文覚・頼朝

出版社名 彩流社
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-7791-2922-3
4-7791-2922-2
税込価格 2,970円
頁数・縦 294P 19cm

商品内容

要旨

新視点で説く、近代が消した鎌倉幕府成立前史!古代王権にとって特別な地であった「あづま・みちのく」。大伴家持・坂上田村麻呂から頼朝への征夷大将軍の流れと「平泉の黄金文化」の実相。そして「みちのく」に精通していた怪僧・文覚と源頼朝との交流による幕府創立と「頼朝・義経の兄弟相剋」の本質。近代の「国史」が消してしまった「我が国古代史のゆがみ」を追究する。

目次

序章 歪められた「鎌倉史」―戦前の「統制・抑止・停滞」を超えて(古代学の対比・「江戸期」と「近・現代」
「鎌倉史」への素朴な疑問
『平家物語・源平衰勢記』源平譚の読み直し)
第1章 鎌倉幕府成立前史―古代史と「あづま・みちのく」(古代人の見た「あづま・みちのく」
征夷大将軍の「歴史」
天台宗慈覚大師円仁と朝廷
畿内貴族と「あづま・みちのく」)
第2章 頼朝と清和源氏―「鎌倉史」始動(「鎌倉幕府」草創への道のり
清和源氏と「みちのく」
源平譚の実相
大威徳寺と文覚上人)
終章 文覚とは誰か―「文覚像」の消長(文覚像の確認
みちのくと文覚
明治初期頃まで歌舞伎でもてはやされていた「文覚物」
近・現代における「文覚上人の消長」)

著者紹介

相原 精次 (アイハラ セイジ)  
歴史作家。1942(昭和17)年横浜生まれ。1965(昭和40)年國學院大学文学部卒業。同年4月より奈良市にある私立中・高等学校に国語教師として赴任。5年間勤務後、横浜に戻る。2003(平成15)年4月、神奈川県立高等学校を定年退職。執筆活動に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)