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盧溝橋事件から日中戦争へ

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-13-020314-2
4-13-020314-2
税込価格 5,280円
頁数・縦 274,28,6P 22cm

商品内容

文学賞情報

2024年 第36回 アジア・太平洋賞・大賞受賞
2024年 第19回 樫山純三賞受賞

要旨

なぜ局地紛争は全面戦争となったのか。1937(昭和12)年7月7日、偶発的に起きた発砲事件から、上海、南京での戦闘を経て、長期全面戦争となっていく過程をあらゆる史料を渉猟し、戦争の本質に迫る。

目次

第1章 北平(七月七日の発砲事件
北平における交渉
第二九軍の動向 ほか)
第2章 上海(諸外国による調停の試み
中国による諸外国への働きかけ
蒋介石の応戦決意
蒋介石と各国大使との会談
中ソ交渉
日本側における和平への努力
上海における中国の抗戦準備
上海における外交交渉
南京における外交交渉
蒋介石による各国大使の招請
蒋介石の速戦即決論
上海戦の誤算
上海から南京へ)
第3章 南京(上海戦と第三国調停
九ヵ国条約会議
ドイツ調停案の再検討
英米の動向
ソ連の動向
南京陥落と日本側の対応
パナイ号事件と中国側の対応
トラウトマンの再調停
アメリカ仲介への期待
中国側回答案
日本側の内紛と近衛声明の発出)

著者紹介

岩谷 將 (イワタニ ノブ)  
1976年大阪府生まれ。北海道大学大学院公共政策学連携研究部教授。専門は中国政治史、博士(法学)。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。防衛省防衛研究所教官、同主任研究官、北海道大学大学院法学研究科教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)