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ブラック支援 狙われるひきこもり

角川新書 K−431

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-04-082416-1
4-04-082416-4
税込価格 1,034円
頁数・縦 252P 18cm

商品内容

要旨

中高年でひきこもり状態の人は61.3万人、15歳以上では100万人超と推計されている。行政の支援は緒に就いたばかりで、民間の支援業者もあるが、支援業についての関係法令も設置基準もないため玉石混交だ。藁にもすがる思いの親は1000万円を超えるお金を支払い、子どもの回復を願うが、そこでは暴力被害の訴えも相次いでいた。ひきこもり支援をうたうビジネスの現場を追い、求められる支援のあり方を探る。

目次

第1章 熊本への旅
第2章 狙われる「ひきこもり」たち
第3章 なぜ頼るのか―孤立する家族
第4章 暴力か救済か―メディアの教訓
第5章 望まれる支援とは
第6章 思い出
第7章 裁判 それぞれの戦い
終章 タカユキさんはなぜ死んだのか

出版社・メーカーコメント

子どものためにと1000万円もの大金を払ったのに、息子は命を落とした−60万人超といわれるひきこもり。行政支援は緒に就いたばかり。民間団体には規制もなく、暴力行為も横行している。当事者を連れだし、監視カメラで監視し、スマホを取り上げる。弱者を狙ったビジネスの現場を追う。

著者紹介

高橋 淳 (タカハシ アツシ)  
山梨県甲府市出身。朝日新聞記者。山梨日日新聞記者をへて2006年に朝日新聞社に入社。北海道報道センター、東京本社社会部などを経て、特別報道部でひきこもりの状態にある人や家族についての取材を始める。2021年に朝日新聞デジタルと朝日新聞で連載した「#ひきこもりのリアル『引き出し』ビジネス」が、いずれも市民団体が選ぶ「貧困ジャーナリズム大賞」の貧困ジャーナリズム賞と、「2021年メディア・アンビシャス大賞」の活字部門優秀賞を受賞した。支援をめぐる課題をテーマに取材を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)