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主君押込 城なき殿の闘い

角川文庫 時−つ21−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-04-114094-9
4-04-114094-3
税込価格 924円
頁数・縦 332P 15cm

商品内容

要旨

飯山藩の郡方・大竹五郎左衛門は、筆頭家老の田辺斎宮より発せられた元旦の一斉不出仕令に戸惑いを隠せずにいた。主君・本多重元と、藩政の実権を握る田辺との軋轢が限界にまで来ていたのだ。重元は、元旦に直仕置を発布し、重臣を入れ替えるという。だが、大竹らを待ち構えていたのは、恐るべき惨劇だった。田辺たちに押込を宣言され、斬殺される仲間。さらに重元も幽閉されてしまうが―。注目の気鋭による書き下ろし。

出版社・メーカーコメント

家老たちの叛乱。城を失った殿様は、再起をかける!信濃国飯山藩の郡方の大竹五郎左衛門は、新年の御城への出仕を家老から禁じられていた。藩主本多重元は、それに対し主君に忠誠あるものを新年に招集するのだった。だが、家老派の用意は周到で−−。

著者紹介

辻井 南青紀 (ツジイ ナオキ)  
1967年、兵庫県生まれ。早稲田大学第一文学部仏文専修卒。読売新聞、NHK勤務を経て、2000年、「無頭人」で第11回朝日新人文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)