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孤独とつながりの消費論 推し活・レトロ・古着・移住

平凡社新書 1037

出版社名 平凡社
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-582-86037-5
4-582-86037-0
税込価格 1,034円
頁数・縦 231P 18cm

商品内容

要旨

パートナーや家族がいてもどこか孤独を抱えている現代人。いま、その「孤独」が消費を増やしている!推し活、美容、お笑い、クラウドファンディング、昭和レトロ…。これまで数字に現れてこなかった消費行動の深層には「孤独」があった。さらに、最新商品への関心が薄れ、中古品消費が増えているのも重要な変化だ。それは人々に「つながり」をもたらし、特に古着屋は地方再生のキーになりつつある―。最新調査から見えてきた新たな「脱消費的消費」の形。いまとこれからの日本を展望するための必読書!

目次

序 消費は今、地下で拡大する
第1章 推し活は孤独者の宗教である
第2章 お笑いと美容も孤独が消費を増やす
第3章 一億総応援社会
第4章 昭和レトロは孤独な中年男性の癒し
第5章 古着が消費を変え、地方を再生する
事例レポート1 古着屋が街を変える
事例レポート2 地方移住―定年後に真鶴に住んだ男性は何を感じたか

出版社・メーカーコメント

応援したい/されたい現代人の推し活とレトロ消費。最新調査からは背後の孤独感が見えてきた。ミクロな消費が多様化する日本の今。

著者紹介

三浦 展 (ミウラ アツシ)  
社会デザイン研究者。1958年新潟県生まれ。一橋大学社会学部卒業。パルコ『アクロス』編集長、三菱総合研究所を経て、99年、カルチャースタディーズ研究所を設立。消費社会、家族、若者、階層、都市などの研究を踏まえ、新しい時代を予測し、社会デザインを提案している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)