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翻訳論の冒険

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-13-080152-2
4-13-080152-X
税込価格 4,620円
頁数・縦 368P 22cm

商品内容

要旨

漕ぎ出そう、翻訳論の新たな次元をめざして!AIで翻訳が「できてしまう時代」に、『ホビット』などの翻訳でも知られる著者が「翻訳になぜ理論が必要か」を考える。カフカ、〓外、ディケンズを股にかけ、『源氏物語』『チョコレート工場の秘密』『羅生門』と丁々発止のテクスト間対話を試みながら、文学翻訳の質への問い、翻訳すること読むことの喜びへと、読者をいざなう。

目次

1 翻訳になぜ理論が必要か(イントロダクション―翻訳論はなぜ必要か
世界にはどんな翻訳論があるのか
まず、翻訳を定義してみよう
日本の「翻訳」とは何だったのか
形か意味か(1)―西欧の逐語訳 ほか)
2 翻訳の実例を見る(文学翻訳の実践へ―冒険の見取り図
翻訳推敲のワークショップ―『たのしい川べ』
視点・声・心理劇を翻訳する―『床の下のこびとたち』
物語の意味を翻訳する―『ホビット』(1)
物語の仕掛けを翻訳する―『ホビット』(2) ほか)

著者紹介

山本 史郎 (ヤマモト シロウ)  
東京大学名誉教授、順天堂大学健康データサイエンス学部特任教授。1954年生まれ。1997年東京大学大学院総合文化研究科教授、2019年昭和女子大学国際学部特命教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)