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隋 「流星王朝」の光芒

中公新書 2769

出版社名 中央公論新社
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-12-102769-6
4-12-102769-8
税込価格 1,100円
頁数・縦 314P 18cm

商品内容

要旨

五八一年に誕生した隋王朝。五八九年には文帝楊堅が南朝の陳を滅ぼし、長き分裂の時代に終止符を打った。草原、華北、江南に君臨する帝国の誕生である。二代目の煬帝は大運河を築き親征を行い、帝国を拡大したが、高句麗遠征に失敗して動乱を招き、六一八年には唐に滅ぼされた。南朝、高句麗、突厥といったライバルが割拠したユーラシア大陸東部の変動を視野に、北方から興隆し、流星のように消えた軌跡を描く。

目次

序章 隋を生んだ時代のうねり
第1章 隋の成立と突厥との争い
第2章 南北統一への道
第3章 天下統一と隋の国家体制
第4章 楊家の一族とその相関図
第5章 煬帝の即位と世界帝国への野望
第6章 高句麗征討から天下大乱へ
終章 煬帝のためのレクイエム

出版社・メーカーコメント

581年に誕生した隋王朝。589年には文帝楊堅が南朝の陳を滅ぼして、長き分裂の時代に終止符を打った。草原世界、中華世界、江南世界を束ねた初の「帝国」である。二代目の煬帝は運河を築き親征を行い、帝国を拡大したが、高句麗遠征に失敗して動乱を招き、618年には唐によって滅ぼされる。南朝、高句麗、突厥といったライバルが割拠したユーラシア大陸東部の変動を視野に、流星のように輝き消えた王朝の実像に迫る。

著者紹介

平田 陽一郎 (ヒラタ ヨウイチロウ)  
1974年、静岡県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。2002年、国立沼津工業高等専門学校教養科専任講師、10年、同准教授、22年より同教授。専攻は中国史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)