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ヨーロッパ近代芸術論 「知性の美学」から「感性の詩学」へ

出版社名 筑摩書房
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-480-87414-6
4-480-87414-3
税込価格 4,400円
頁数・縦 487,11P 20cm

商品内容

要旨

私たちの時代の感性がここに幕を開ける!19世紀は自らの内部に新たな想像力の源泉を見つけた。美術史の碩学が自選した評論により“近代”から“現代”に至る芸術の道筋を示す決定版。

目次

1 近代の誕生(近代芸術の社会学序論―芸術家とパトロン
十九世紀初頭の西欧社会 ほか)
2 芸術と革命の近代(芸術の人間的機能
ゴヤと近代芸術の革命 ほか)
3 ロマン主義と想像力(ロマン主義とその時代
ロマン主義の創造力―十九世紀文化論 ほか)
4 近代における絵画と文学(「詩は絵の如く」の伝統をめぐって
詩と絵画―変貌する裸婦像 ほか)
5 作家とは何者か(ドラクロワにおける芸術家像
『知られざる傑作』をめぐって ほか)

出版社・メーカーコメント

近代はそれまでの西欧社会のパラダイムを決定的に覆した。古代への憧憬、自然回帰、産業革命、怪奇趣味……「我々の時代の幕開け」を多面的に考察する芸術論集。

著者紹介

高階 秀爾 (タカシナ シュウジ)  
1932年、東京生まれ。東京大学教養学部卒業。1954‐59年、フランス政府招聘留学生として渡仏。東京大学教授、国立西洋美術館館長、大原美術館館長、日本芸術院院長等を歴任。専門はルネッサンス以降の西洋美術史であるが、日本美術についての造詣も深い。長年にわたり、広く日本のさまざまな美術史のシーンを牽引してきた。『ルネッサンスの光と闇』(芸術選奨)などの多くの著書と、翻訳書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)