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新・国際平和論 対峙する理性とヘゲモニー

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2023年10月
ISBNコード 978-4-623-09643-5
4-623-09643-2
税込価格 3,080円
頁数・縦 261P 21cm

商品内容

要旨

世界の紛争の根底にある、人権弾圧や貧困、資源争奪、ネオリベラリズムによる経済の不安定化などから、私たちはいかにして脱却できるか。本書では、人間(individual)を中心に置き、この世界を上から押さえつけている力(Power)・覇権(Hegemony)と下から国際社会とその営みを支えている理性(Reason)・法(Law)の両面から諸問題にアプローチする。学際的かつ包括的に理解し、解決のためのフレームワークを構築する試み。

目次

序章(力と覇権、そして国際平和
法:理性と秩序)
第1部 ナショナル/マルチラテラル(理論と歴史、そして現実
法は一方的な武力行使をどのように規制するのか
国際制度、ガバナンスと小国
民主主義と権威主義の相克)
第2部 インディビジュアル(法とヒューマニティ
暴力を解剖する
国際協力を通じた平和構築への挑戦と課題
アイデンティティ・国家とは何か)
第3部 トランスナショナル/グローバル(国連は国際の平和をどのように維持するのか
感染症クライシスを踏まえた資本主義モデル
アフリカとアジア、共通の問題、共通の解決?
ICT・AIテクノロジーの好影響・悪影響)
終章 サステナビリティ 持続可能な社会へ

著者紹介

福富 満久 (フクトミ ミツヒサ)  
2009年パリ政治学院(Sciences Po Paris)、Ph.D.国際関係プログラム(Programme doctoral Relations internationales)修了。現在、一橋大学大学院社会学研究科教授(国際政治学・国際関係論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)