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文明の生態史観

増補新版

中公文庫 う15−16

出版社名 中央公論新社
出版年月 2023年10月
ISBNコード 978-4-12-207426-2
4-12-207426-6
税込価格 1,320円
頁数・縦 396P 16cm
シリーズ名 文明の生態史観

商品内容

要旨

一九五五年、京都大学の学術探検隊に同行し、西アジア諸国を歴訪した著者。その体験から生まれた視点により、対立ではなく平行進化として東西の近代化を捉え、“中洋”を提唱する。六〇年代にかけての東南アジア、アフリカ各国訪問を経て、比較宗教論へと連なる論考の集成に、著者の到達点を示す「海と日本文明」(二〇〇〇年)を増補する。

目次

東と西のあいだ
東の文化・西の文化
文明の生態史観
新文明世界地図―比較文明論へのさぐり
生態史観からみた日本
東南アジアの旅から―文明の生態史観・つづき
アラブ民族の命運
東南アジアのインド
「中洋」の国ぐに
タイからネパールまで―学問・芸術・宗教
比較宗教論への方法論的おぼえがき
海と日本文明

著者紹介

梅棹 忠夫 (ウメサオ タダオ)  
1920年(大正9)、京都市に生まれる。43年、京都大学理学部卒業。理学博士。学生時代の白頭山登山および大興安嶺探検隊以来、調査、探検の足跡は、ひろく地球上各地にしるされている。京都大学人文科学研究所教授、国立民族学博物館長を経て、同館顧問・名誉教授。京都大学名誉教授。専攻は民族学、比較文明学。94年、文化勲章受章。2010年(平成22)、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)