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岩波講座世界歴史 02

古代西アジアとギリシア〜前1世紀

出版社名 岩波書店
出版年月 2023年11月
ISBNコード 978-4-00-011412-7
4-00-011412-3
税込価格 3,520円
頁数・縦 324P 22cm
シリーズ名 岩波講座世界歴史

商品内容

要旨

人間はどのように社会を築き、経済活動を始め、都市や国家や帝国を形成していったのか。都市・農村社会と遊牧部族社会の相互関係、狩猟採集民の複雑な社会構造。古代メソポタミア、シュメール都市国家、エジプト先王朝時代の王権や社会の諸相、エジプト第一八王朝の国際関係や宗教革命。ミケーネ宮殿王国からポリス都市国家、ヘレニズム世界へと連続して展開する宗教や文化。アテナイ社会におけるジェンダーのあり方、アッシリア帝国の形成と崩壊の過程、アケメネス朝帝国から見たギリシア像、教科書に記述される古代イスラエル史の問題点など―人間の「文明」をめぐる大きな問いに対し、考古学の最新の知見と、古代の西アジア・エジプト・ギリシアを同時代的に眺める視点により、多角的に応答する。

目次

展望(古代西アジア―新石器時代からヘレニズム時代まで
ギリシアとヘレニズム―ポリスと周辺世界のダイナミズム)
問題群(古代オリエント文明の骨格―都市・農村社会と遊牧部族社会の形成
古代メソポタミアにおける神々・王・市民
古代ギリシアのポリス)
焦点(西アジア新石器時代における社会システムの転換
初期国家形成期のエジプト―ヒエラコンポリス遺跡にみる社会の複雑化
シュメール都市国家における王権と祭儀 ほか)

出版社・メーカーコメント

人間は狩猟採集や農耕牧畜、遊牧を通じてどのように社会経済活動を始め、そこから都市・国家・帝国の原型はいかに形成されていったのか。考古学の最新知見に基づき先史時代の実態を解明するとともに、西アジア・エジプト・ギリシアの諸地域を相互の影響関係に着目しつつ論じ、地中海から中近東にいたる古代世界の新たな像を提供する。